真賀田四季台詞2
好きになり、そして諦め、
何も好きにならないようにして、それにも厭きて、
どちらでも良い、何も決めない、何も求めない、
そんな状況にもまた懲りて、最後には好きになり、
けれど、好きだったものは消えている。
愛して、そして破壊して、
何も愛さないように努め、それにも疲れ、
どちらでもない、何も触れない、何者にも触れさせない、
そんな状況もまた陳腐化し、最後には愛する形を創り出し、
そして、愛したものを失ったと気づく。
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/03/06
- メディア: 新書
- 購入: 1人 クリック: 55回
- この商品を含むブログ (132件) を見る