開発の引き継ぎ時に聞いておきたかったこと
出入りの比較的多い業界なので、急に開発や保守の引き継ぎをすることも稀によくある。
前任者に話を聞ける内に聞いておきたかったことを書いた。
特に記録が残っていないと代わりに絶望だけが残るのでもっと注意しておけばよかった。
あなたがそれを選んだ理由
別に「デフォルトだから」とか「自分が良く知ってた」とか「流行ってた」とか「なんとなく」とかでも構わないから知っておきたかった。
大した理由がないのなら、もし変更しなければならないときに躊躇する必要がなくなる。それだけで充分助かる。
実際にこんなに「なんで? どうして?」言われたら鬱陶しいんだろうけど仕方ない。
インフラ
- どうしてそのインフラにしましたか?
- オンプレミスとかVPSとか、なんとかas a Serviceを使わなかった理由はありますか?
- CPUのクロックとかメモリの根拠は何かありますか?
- サーバ構成は何を重視していますか?
OS
- そのOSにした理由は何ですか?
- サポート期間は考慮していましたか?
プログラミング言語
- その言語を選択した理由は何ですか?
- そのバージョンにした理由は何ですか?
- サポート期間は考慮していましたか?
アプリケーション
データベース
- そのDBを選択した理由は何ですか?
- そのバージョンにした理由は何ですか?
- サポート期間は考慮していましたか?
- 意識して変更したパラメータはありますか?
- その理由は何ですか?
Webサーバ・アプリケーションサーバ
- そのWebサーバ・アプリケーションサーバを選択した理由は何ですか?
- 意識して変更したパラメータはありますか?
- その理由は何ですか?
外部サービスのAPIキーを誰のアカウントで作ったか
「プロトタイプ用にやってみた」→「そのまま本番へ」みたいな。
APIキーの確認とか変更ができなくなる。
そのプロジェクト専用のアカウントとか他のひとに権限を委譲しているとかなら問題ないけど、その前任者個人のアカウントで作られてたりするともう一回作って設定するのが大変。
証明書や鍵をどうやって作ったか
有効期限が突然切れていることが分かって慌てふためかないために。
鍵の更新ができなくなるとか本当に最悪やで。
まとめ
別に引き継ぎでなくても、途中から参加するひとや未来の自分のために記録しておくとあとで嬉しい。
特に新しいことを始める場合、試行錯誤の過程でプロトタイプとしてちょこっと作成・設定したものが個人に依存してしまうと、確実に将来誰かが泣くので、その辺は自分も意識していくように心がけたい。